3/27/2020
2019年度に読んでよかった本
2019年4月から2020年3月の間で読んだ本の紹介です。
10月にn歳の振り返り、12月に買ったものを書くので、本は年度の変わり目に書きます。
ということで読んだ本です。よかったやつを取り上げます。
読んでよかった本
2019年度は16冊読みました。
そのうち5冊を取り上げます。
神様を待っている
2019年に読んで一番印象に残ったのは間違いなくこれ。
神待ち少女の話で、現代の貧困について考えさせられました。気に入ったフレーズもたくさんあって、定期的に見返してしまう一冊でした。
リトルピープルの時代
読んでから物の見方がまた1つ増えた本でした。
サブカルチャーを通して昭和〜平成の社会について考察する本で、最近のインターネットの使われ方に対する違和感を言語化してくれました。
PLANETSの番組は前から見ていたのですが、宇野さんの本を読むのはこれが初めてでした。
内容がすごい刺さったので、その後「母性のディストピア」と「若い読者のためのサブカルチャー論講義録」も読みました。どちらも面白かったです。
エンジニアリング組織論への招待
エンジニアの間では定番なやつ。インターン先で勧められて読みました。
組織にしっかり入るということがまだないので実感を持てない部分もありましたが、後輩のメンターをするときいかせる部分を多かったです。
メンターは、メンティに対して、「問題を解決してあげよう」という意識ではなく、「モヤモヤしていない問題に変換してあげよう」と考えることが重要です。
「モヤモヤしていない問題」とは(中略)「答えはまだわからない」が「明確に次にすべき行動がわかる」
という意識は常に持っていたい。
他にも、「能力は習慣の積分、習慣は行動の積分」など胸に刻みたい話がたくさんありました。
就職するときにまた読み直したい。
明るい夜に出かけて
「神様を待っている」に並んで一番好きな小説の1つになった。
虹色ギャランドゥというキャラクターがとにかく強烈で面白かったです。
あとは登場人物の1人が歌い手をやっていて、歌い手カルチャーを意外と上手く描いているのもよかったです。
読み終わったあとの余韻にしばらく浸りたくなる、何回も読み返したくなる小説でした。
さいごに
振り返ってもやはり「神様を待っている」と「明るい夜に出かけて」はとても好きな本でした。
2019年の10月にKindle Oasisを買ったので後半は本を持ち歩かずに済んだのが便利でした。個人的には小説は物理本、ビジネス本や重い本はKindleという布陣が読みやすいかなと思います。
2020年も面白い本に出会えたらいいな