2/26/2022
自作キーボードやってみた

前から興味のあった自作キーボードをやってみました
今までMistelの分割キーボードを使っていたのですが、キー数を絞ったキーボードに挑戦してみたかったので40%の分割キーボードを作りました
買ったもの
・キーボード: Corne Cherry
・キースイッチ: 2種類の軸を42+10個
・キーキャップ: Macaron Keycaps
・ピンセット
・シール
Corne Cherry
キーボードにはBit Trade Oneのハンダ付け済みのCorne Cherryを選びました
はじめての自作キーボードだったので一旦ハンダ付けのいらないものにしておきました
キースイッチ
キースイッチには2種類選びました
文字キー用にはTecsee Purple Panda Switchを42個買いました。押し心地としては茶軸より少し軽いくらいのものです
修飾キー用にはKailh BOX Silent スイッチ ピンク軸を10個買いました。こちらは赤軸寄りの軽い押し心地です
2種類にした意図としてはよく使うキーや小指で押すキーは軽くして同時押ししやすくする作戦です
Macaron Keycaps
キーキャップにはPG PBT Macaron Keycapsを選びました。8800円もするのですが、遊舎工房で見かけてかわいくてどうしても欲しかったので買ってしまいました
その他
ピンセット、予備のキーキャップ、キーキャップ用のシールを遊舎工房で買いました
組み立て
キーボードの組み立て
プラモデルのように組み立てていきます
一旦スイッチをはめてみたり
基盤をネジで組み上げて
キースイッチをはめて、片側の組み立ては完成です
もう片方も同様に組み立てました
ここで一度PCに繋げてすべてのキーが反応するかを確認します
このとき全部紫のキースイッチにしていましたが、このあと親指と修飾キーだけをピンク軸に入れ替えました
キーキャップをはめる
Macaron Keycapsがかわいくてしばらく開封して眺めてました。スイッチにはめていきます
キーキャップもつけた結果がこちら
キーマップの設定
最後にfirmwareへ書き込みます
CLIからやろうとしたのですが、なぜかできなかったのでGUIでやります
まずQMK Configuratorで設定を書きます
コンパイルしてhexをダウンロードします
そしてgithubからqmk_toolboxをダウンロードし、ダウンロードしたhexでfirmwareに書き込みます
設定したキーマップのポイントとしては、
Layer 0は通常のアルファベットにし、Layer 2はASDF列に数字キーを、QWERTY列にはShift+数字キーの記号を割り当てました
親指キーは左側はCmdとSpace、右側はEnterとAltを設定しています
そしてLayer 1はIJKLに矢印を割り当てました。左のModifierキーを押しながら右手でIJKLを押すと矢印の上下左右が入力されます。Layer 3(左右のModifierキー同時押し)はASDF列にFnキーを割り当てました
最後にKarabinerで左Cmd単体で英字に、右alt単体でかなに入力ソースを切り替えられるようにしました
完成
完成しました🎉
感想
今のところ使い心地が良くてタイピングしていて楽しいです。組み立てるのはほぼプラモデルだったので簡単でした
使う前はキーの少なさに適応できるか不安だったのですが、ホームポジションから動かずに打てるのは今はむしろ快適です。最初は記号の位置がわからずコードの書きづらさが苦痛でしたが、キーマップは使って3日くらいですぐに慣れました
作ったあともキーキャップや軸をカスタマイズするのが楽しいです
次は自分でハンダ付けLEDバックライトもつけるものに挑戦したくなってます
参考にしたもの
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/qmk-toolbox
https://kunipon.com/3295
https://zenn.dev/booink/articles/334be1929ca65f
Appendix
慣れるために安いキーキャップを別で買ってあり、キーキャップを試しにはめたり、シールを貼ったりして遊びました
本命のMacaron Keycapsをはめて使う前に、キーマップを覚えるためにシールを貼ったものをしばらく使っていました